ありがとう、初めての患者様。

私が院長になる前から治療家としての道に進み始めた頃からの患者様はまちのには沢山います。
今回はその方々の中でも、私が初めて施術させてもらった患者様のお話です。

この業界では古い言い方で職人気質の方が多いというお話を聞いたことがあるくらい、職人的な所が多いお仕事ですが、特にそう行った所がはっきりとしている患者様でした。
何に関してもそうだと思いますが、良いか悪いかはお客様が決める。という所を教えて頂いたと言っても過言ではないくらい、好き嫌い、良い悪いをはっきり言ってくれる患者様でした。地域柄もあるのかもしれませんが、元々仕事というものをまだわかっていない私はその表現の露骨さにびっくりしたことを覚えています。

初めは『お前!俺の体治療できんかぁ!』でした。
今では笑える話になりましたが、当時はこんな感じか!!とビビったことを懐かしく思います。
その時に答えた『頑張らせてもらいます』という、できるともできないとも言えない答えですが、今はその答えも本心として大切だなと思います。
2年が経ち『お前、三年は頑張れよ!』って言ってくれた時は
『それ三年ってなんかあるん?』と思っているくらいの社会人初心者の私。

今でこそ言ってる意味が理解でき、何より私のメンタルまでみたらお見通しやったんやなぁとおもいますが。。。
お客様に成長させられるという意味はこういうことですね。
私は守破離という言葉をこの方を思い出すときに必ずセットで思い出します。その後も私が何かあるたびに『あや!頑張れよ!』と言いました。
『なんでも一生懸命せーよ!』と言いました。

痛みがなくなればご自身で運動されていました。
痛みが出てくるとすぐに私のところに来て『あや!治してくれ!』と来てくれました。
今でも声まではっきり出てくるくらい耳に染み付いてます。
その方が去年の夏、脱水もあり急に足動かへんから脚見てくれ!と電話がありお迎えに行きました。
すぐに見た瞬間脳梗塞だとわかりました。すぐに病院へお連れし、すぐに回復しましたが、何か体に異変があると『あや!診てくれ!』と来てくれました。
治療家として初めて触らせてもらった患者様の足も、背中も忘れることはありません。
こんな若くて勢いしかなかった私を、頼ってずっとずっと頼ってくれました。
仕事をしていて、本当に大切なことをたくさん教わりました。
まちの整体整骨院ができて15年が経とうとしています。

私はその日を迎える前にまた、その方から教わりました。
人として大切なことを教わりました。

そしてその方が先日なくなりました。
私は仕事を通してその方の人生一生に対してありがとうとおもいました。

その方は人に見返りなく心を与える人でした。
一生かけて精進してもマルがもらえるかわからない生き方も学びました。
いつも誰かのために一生懸命な人でした。

本当に私の治療家としての始まりとまだ続けられる事に感謝しています。直接伝えられないことですが、初心忘れずこれからの治療家人生を見せていけるようにまた、精進したいと思います。

沢山の人を元気にする力をもっと持てるように精進いたします。

初めて施術させてもらった患者様

投稿ナビゲーション