まちの通信

現在歩行困難で早く前みたいに歩けるようになりたいという方で行き始めた往診。
今まで普通に歩けてたのになんで?かなと思っている人がほとんどです。

腰の圧迫骨折で動けなくなった方、内臓疾患で入院が2ヶ月ほどあり、歩けなくなった方、脳梗塞の後遺症で転倒し骨折が歩けなくなった方、通常往診で治療院に来院というとか、まで戻ってくることは少ないですが、当院では何件かありました。やっぱり大切なのはその気になること。
患者様ご本人がその気になって歩きたいとか、歩いてどこかに行こうとか、リハビリや、治療頑張ったから歩けるかも。。というところに気持ちが行くことです。
何をしたらという方ではなく、その気になることも大切です。
お一人はまたハワイに行きたいという夢をお持ちです。
どうかしたら先生を連れて行くとおっしゃってくれる方もいます。それだけやれそうな気がしてきてるということです。
もちろん運動は厳しいです、できないこともありますし、気分が乗らないこともあります。ですが、筋肉というものが動かないと体は動きません、筋肉を動かす信号を送るのが脳です。脳から脊髄を通って動かしたい筋肉を伝達で動かします。ですから、まず頭でむりだとか、いやだとか思っていたらまずは体は動くことはないです。動こうという意識を頭がもつと、勝手にできないこともできるようになります。
私が見させたいただく患者様にはできると思ってもらったり、やってみようかなと思ってもらうことから始めます。
諦めている方もいます。でも、何歳の方でもその気になれば頭がそう思えば体における沢山の刺激を脳に送り動こうとします。意識がない方もいます。でも足から、手からの刺激で温まり、筋肉を触ることだけで刺激になります。

どんな状態でも現状より悪くならないのは継続した刺激を与え続けるからです。往診を対象とする方にとって悪くならないということは治っていないのではなく、散歩し続けるための条件なんです。悪くならないのは良くなっているということ。筋肉を起こして動く準備をしていく。患者様の気分と合わせての治療で今よりもその気になっていただき、少しでも今よりも元気に気分も元気になる時間を増やして行きたいと思います。

往診

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